2008.09.17 Wednesday
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2007.09.27 Thursday
11.「はぎ」を漢字で書くと「萩」ですが
今日の記事は、「花の名前の漢字表記を紹介してほしい」というコメントにヒントを得たものです。コメントを感謝します。
「はぎ」の漢字表記が「萩」だと言っても、「萩」を「はぎ」の意に使うのは、日本独自のことです。
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では、この字を変化させて、「はぎ」専用字にした国字は知っていますか。
「萩」の「火」を「亀」にした「蘒」がありますね。
なぜこの字で「萩」を表したかは、漢和辞典の「秋」の字源をお読みになればわかりますので、省略します。
さらに「亀」を旧字体にした「」も「はぎ」の意の国字です。
もうひとつ「はぎ」と読む国字があります。
「荻」の字の「火」を「亀」にした字「𦿷」ですが、「荻」には、「はぎ」の意はありませんので、他のものと比べると、変わり種です。
そして、この字には、「おぎ」の読みもあるので、「はぎ」の意の専用字というわけではありません。
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2007.09.24 Monday
10.作家が作った「𨋳(車偏に因)」
「𨋳(車偏に因)」と言っても知らない方がほとんどでしょう。
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しかし、若い人は、知っているかもしれません。
教科書にも載っている『地獄変』に「とこ」と読んで出ているからです。
「とこ」とは、牛車などの座席の意でですが、この字は、『地獄変』にしか用例がなく、芥川龍之介が作った字とされています。
しかし、「革偏に因」も車の座席の意です。
芥川が作ったというより、車の座席だからと、誤って車偏にしてしまったという可能性の方が高いのではと思います。
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2007.09.22 Saturday
9.「𥖧(石偏に「化」の旁に鳥)」の字源
「𥖧(石偏に「化」の旁に鳥)」と言っても知らない方がほとんどでしょう。
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「𥖧(石偏に「化」の旁に鳥)」は、苗字に使われる字です。
「鷹𥖧(石偏に「化」の旁に鳥)」で、「タカノハシ」という苗字です。
「ハシ」とは「クチバシ」のことで、「鷹の嘴」ということになります。
ですから、「石や匙のように硬くて鋭い(鷹の)嘴」という意味で作った国字ということになります。
この苗字から、JIS第4水準に採用されたのです。
国字などの字源解釈でも、Vistaの方には、これほどわかりやすくなったのです。
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2007.09.21 Friday
8.環境依存文字
Vistaパソコン対応のword2007から使用され始めた用語です。
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Vistaは、JIS第1水準から第4水準及び補助漢字に対応していますが、XPまでのパソコンは、JIS第3・第4水準に対応していませんので、Vistaで、JIS第3・第4水準の文字を入力しても、JIS第3・第4水準の部分は、XPまでのパソコンでみると、表示できないわけです。
そのため、Vistaパソコンで文書を作成するときに、変換候補にJIS第3・第4水準漢字が現れると、環境依存文字という注記が現れるようになったのです。
使っているパソコンが、Vistaパソコンか否かによって、表示が異なる字もあります。
たとえば、「榊」は、Vistaパソコンでは「木偏に神の旧字体」、それ以前のパソコンでは「木編に神」です。
この字などの違いは、印刷標準漢字表の字形を2004年にJISに反映させたことによる相違です。
JIS第3・第4水準の字と異なり、Vistaパソコン出なくても表示されないわけではありませんが、それが逆に問題になるわけです。
これも一種の環境依存ではないかと思うのですが、こちらは何の表示も出ません。
こちらは、自分で表示に気をかけるしかないのですが、正確には、JIS-X-0213:2004を見るしかありません。
これに準じて、JIS第3・第4水準が制定された規格JIS-X-0213:2000時代の漢和辞典『漢語新辞典』や『漢字源改訂新版』とJIS-X-0213:2000の改定版JIS-X-0213:2004が反映された『漢字源改訂第4版』や『全訳漢辞海』の字形の違いを見ることで、代替することもできます。
ただし、この場合は、漢和辞典の字形がJISの字形をきちんと反映していなければ、代替になりません。
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2007.09.21 Friday
7.Vista対応漢和辞典
Vistaパソコンを使用するにあたって、便利な漢和辞典を紹介します。
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Vistaは、JIS第1水準から第4水準及び補助漢字に対応しています。
これらのすべてが載っている漢和辞典は、発行順で言うと、『新漢語林』・『学研新漢和大字典』・『漢字源改訂第四版』の三つです。
『学研新漢和大字典』を除く二つは、親字とJIS漢字の字形の差を注記していますが、『学研新漢和大字典』では、JIS漢字の字形と違う字を親字にしていても注記がないので、完全に対応しているとは言えません。
『新漢語林』は、最も早く全JIS漢字に対応するとともに、漢和辞典ではじめて全ての草冠を3画にしました。
新漢語林
鎌田 正, 米山 寅太郎
親字14,313字は、大修館の一冊本漢和辞典で最大。漢和辞典のベストセラー。
最もおすすめなのが、私が245項目の改訂意見を出した学習漢和最大の『漢字源改訂第四版』。
漢字源
藤堂 明保,松本 昭,竹田 晃,加納 喜光
版型は、学習漢和と同じサイズながら、本文・索引合わせて2,000ページを超え、親字17,325字は、中型漢和でも中位に位置する。
他社の担当者をして、学習漢和の範疇に入るのは、版型のみで、実際には、中型漢和の範疇に入れるべきだと言わしめた漢和辞典。
親字とJIS漢字の違いなどを字形欄で解説しているのは、私の提案による成果。
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2007.09.20 Thursday
6.Vista対応新人名用漢字一覧
「名前漢字と名付けお助けブログ」に書いた記事ですが、Vista対応で書いたので、このブログの読者にも参考になるかと思い、一部変更して、転載しました。
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Vista以外の環境の方は、名前漢字と名付けお助けブログの記事番号99をご覧ください。
串乎云些仔佃俣俄俠俐侶俺俱倦僅傭儲兎兜其冥冨凄凉凛凧凰函刹劉劫勃匂勾勿廿卜卿厨厩叉叢吞吻哨哩喧喰喋嘩嘗噌噂圃圓坐坦埼埴堆埜堰堺堯堵塙塞塡壕壬夷奄套妖娃姪姥娩宋宛宕寓實寵尖尤屑岡峨峯崖嶋已巷巾帖幌幡庇庚庵廟廻弛徠忽恢恰惚悉惹惺憐戊或戚戟戴托按拶拭挨捉挺挽掬捲捻捧掠揃摑摺撒撰撞播撫擢孜斑斡斯昊昏昧晄晒晦曖曝曳曾魯杖杭杵枕杷枇栃(旁の第1画を右から左に斜めに書くデザインだが、他のデザインでも受け付けてもらえるかもしれない)柑柴柵柿(「かき」か「こけら」か不明)柘柏桧桔桁栖椛梗梛梯桶梶梁椅棲椀楯楚楕楢榮榎槇槍槌樫樟樋樽橙檜檎櫂櫛歎此殆汝汎汲沌沓沫洛浬淀淋淵湘湊湛溢溜漕漣濡瀕灘灸灼烏焰焚煌煎煤煉燕燭爪斧牒牙牟牡牽犀狼玩珂珈珊珀琥琶琵瓜瓢瓦甥畏畠畢畿疋疏瘦盃瞥砦砥砧硯碓碗磐祇祢禮禰禱禽禾秤稟稽穿窄窟窪窺竪竺竿笈笠筈筑箕箔箸篇篠簞簾籾粥粟糊紐絆綴縞徽繫繍纂纏羚羨而耽肋肘肴脇腔腎膏膳臆臥臼舷舵芥芯芭芦苔苺茨茸荻莫菅萄菩萠萊菱葛萱葺董萬葡葦蓋蓑蒐蒲蒙蔭蔣蓬蔓蕎蕨蕃蕪蔽薗薙蕾藁薩蘇蜂蜜蝦螺蟬蟹蠟袖袴裡裾裳襖訊訣註詣詮詫諏誰謂諺諦謎讃豹貌貰貼賑跨蹄蹟蹴輯輿轟辻迂迄辿迦這逞逗逢遁遡遜遙祁鄭酎醐醒醍醬釉釘釜釧鋒鋸錐錆錫鍋鍵鍬鎧閃閏閤闇阪陀阜隈隙雀雁雫鞄鞍鞘鞭韓頁頃頓頗頰顚餅饗馴馳駈驍櫓鰯鱒鱗鳶鴨鵜鷗鷲鷺麒麓鼎
使いたい人がどのぐらいいるのかと思ってしまう字も、以外と多いので、よくご覧いただきたい。
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2007.09.19 Wednesday
5.「妛」・「椦」・「汢」は、誤って採用されたJIS漢字……その後、正しい字は採用されたのか
「妛」・「椦」・「汢」
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「妛」・「椦」・「汢」と普通のパソコンで見ことができる字ばかりじゃないかと思うかもしれない。
これらは、タイトルにも書いたとおり、本来採用されるべきだった地名用字とは違った字が採用されているのだ。
JIS第1・第2水準の見直し及びJIS補助漢字でも採用されなかった。
2000年のJIS第3・第4水準では対応されたのだろうか。
「妛」・「椦」については、正しい字形が採用された。
「𡚴(山の下に女)」・「屐別敲个望 法廚任△襦
滋賀県犬上郡多賀町の「𡚴原(あけんばら)」、群馬県前橋市の「崚隋覆未任犬沺法廚忙箸錣譴觧である。
「汢」については、正しい字が採用されているともいないとも言えない微妙な問題がある。
それだけで、優にひとつの記事になるので、別の機会に紹介したい。
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2007.09.18 Tuesday
4.「圕(国構えに書)」は、国字か
「圕(国構えに書)」
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四国8位です。
漢和辞典の『漢字源』の定義、「日本で、漢字にならって作った字」なら、「圕(国構えに書)」は、確実に国字である。
1926年7月に大阪の間宮家にて作られたことが分かっているからである。
しかし、ちょっと問題がある。
作ったのは、中国人の「杜定友」であるからだ。
いかに、日本で作られたからと言って、この場合は、国字と言えないのは、言うまでもないだろう。
閑話休題
この字は、字源もよく誤られている。
「図書館」3字を1字にしたものと言われることがあるが、正確には、「図と館」は、旧字体でなければならない(以下、便宜的に図書館と書く)。
「圕(国構えに書)」に、「図書館」の「館」が含まれていないという人があるが、とんでもない誤りである。
「圕(国構えに書)」の国構えの最終画をとったものもこの時作られており、「図書」の意であるからである。
この最終画に「館」の意が含まれていたということである。
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2007.09.18 Tuesday
3.「𧃴(草冠に縮)」……地名用字
「𧃴(草冠に縮)」
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四国13位です。
タイトルに地名用字と書いたように、この字は、地名にしか使われない字です。
それも愛媛県松山市に「𧃴(草冠に縮)川(つづらかわ)」という地名があるだけです。
一般の地名としてあるほか、河川名やJRのバス停の名前もあります。
また、「𧃴(草冠に縮)川(つづらかわ)隧道(ずいどう)」という国道と部落をつなぐ小さなトンネルもあります。
「つづら」は、縮れた形をしているので、「草冠に縮」と作られたのでしょう。
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2007.09.16 Sunday
2.「𩷛(魚偏に角)」、私がVistaパソコンに期待したこと
「𩷛(魚偏に角)」
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四国13位です。
私がVistaパソコンに期待したことのほとんどは、JIS第3・第4水準の文字(おもに漢字)が使えるようになることです。
タイトルなどに掲げた「𩷛(魚偏に角)」も、JIS第4水準の漢字です。
この字は、愛知県で地名に使われる(𩷛尾:こちお)としてJISに採用された国字(和製漢字)なのですが、XPまでのパソコンでは、検索できませんでした。
Vistaパソコンを購入後、検索したのですが、コード表関連のことなどが検索できただけで、残念ながら、地名については、情報を発見できませんでした。
この字、地名でしか使われないかと言うと、そうではありません。
読みから気がつかれた方があるかもしれませんが、魚の名前「鯒(こち)」を表す字です。
古辞書に、旁の「角」が書写体になっている字形で載っており、その後「ク」のような部分が「コ」のような形になった字が見られます。
この形になったのちに、「鯒」の字が作られたと考えられます。
よって、この字は、「鯒」より早くできた由緒正しい字ということができると思います。
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